アコースティックリバイブさんからルームアコースティックRHR-21の貸出機をお借りしました。
通称レンコン、サイズは横のペットボトルと比べるとわかりますが、小さいですが重くしっかりとした作りです。
吸音材を壁に張ったり、おおきな板を置いたりというイメージですがこの商品は場所を取りません。
このような効果の起きる原理は、ヘルムホルツ共鳴を利用してのことだそうです。
ヘルムホルツ共鳴とは、筒状の容器の口に息を吹きかけると音が鳴る現象で、穴の大きさ、長さ、内容積により共鳴する周波数が変わります。
ヘルムホルツ共鳴には吸音の効果もあり、学校の音楽室の壁などに使われる有孔ボードもこの吸音効果が使われているそうです。穴の効果により、音を熱エネルギーに変換して音のエネルギーを小さくしています。
上部に開けられた穴は全部で25個。穴の大きさはさ3種類で、深さはすべて違います。この深さ、大きさのちがうそれぞれの穴で、幅広い周波数帯に効果を持たせています。
音は秒速340メートル。部屋を一秒間で何十往復もしているので、RHR-21に様々な周波数帯の音が何度も、何度も吸収されているのだと思われます。
オーディオ的な効果としては、部屋の反響音という本来音源に入っていない音を吸音してくれることで、定位の改善、分離感の向上がみられるということですが、スピーカーの後ろや前など何か所か試しましたが
私にはほとんど体感できませんでした。
お値段も1本で16万以上、手が出ませんよね。
ということでもうすこし使わせていただいて返却します。